サイクル

パリっとしたプレウォッシュの新しいジーンズ。本格的に穿き込まれた風合いは、誰からも愛されています。言い方を変えるなら、環境負荷を全くかけることなく、その一本を手に入れることができるということです。

どうしたら可能なのでしょう?

数年前、当社はNudie Jeansリサイクルと呼ばれる新しい取り組み、「パラレルトラック」を開始しました。

本業と並行して行う事業で、穿き古されたNudie Jeansデニムをクリーニング後、修繕を施し、新しい商品として仕上げます。

服を1枚捨てるということは、その服だけでなく、大量の水とエネルギーも失うということです。

プレウォッシュドデニムは本当に穿き込んだような風合いを生み出す一方、リサイクルデニムは、元のデニムが持つ歴史と物語を伝えることを目的としています。まさに、唯一無二の存在なのです。

絶妙な色落ちのジーンズを手に入れることだけに興味がある人にとっては、その変化は、そのルックスを手に入れるための唯一の方法です。

ジーンズがリサイクルのループに入れば、ジーンズを処分した人も、それを買う人も天然資源の節減に貢献できるのです。新しく生産するのではなく、リサイクルすることで、環境保護につながります。

購入する人のお財布に優しいというメリットもあります。

穿き古したジーンズと交換で、新しいジーンズを20%オフで購入できます。クリーニングと修繕を済ませた古いジーンズを買えば、新品を買うよりもかなりお得です。

Nudie Jeansのリサイクルデニムは、環境に配慮した商品であることを示すスウェーデンの「Good Environmental Choice」エコラベル認定を受けています。

私たち人類は、異常気象の危機に直面しています。これは紛れもない事実です。また、天然資源には限界があるというのに、まるで無限にあるかのように使っているのも事実です。製品を無駄にするのではなく、再利用すれば、水やエネルギー、原料を節約することになり、まだ使えるものを埋め立て地に送らずに済みます。

水は無限のループで循環します。水を使うと、蒸発し、やがて雨になって地上に戻ってきます。では、なぜ節水する必要があるのでしょう?水は必ずしも同じ場所、あるいは同じ量と質で戻ってくるわけではありません。綿が栽培される温暖な気候の場所で、水の循環サイクルのバランスが崩れると、干ばつや水不足が起こります。

どんな製品でも、製造には多くのエネルギーが必要です。デニム業界でも、綿を加工するだけでなく、糸を紡ぎ、染め、生地を切断し、縫製する機械が使われています。また、製品をお客様の手元や店頭に届けるには、運送が必要です。つまり、服を1枚捨てるということは、その服だけでなく、大量の水とエネルギーも失うということです。

それと比較して、リサイクルデニムを新品として考えれば、1回の簡単な洗濯と数分間ミシンをかけるだけで済み、消費するエネルギーはゼロに等しくなります。当社のリペアショップで使用する資材は、近隣から持ち込まれた中古ジーンズなので、運送費用の部分もバス代程度で済みます。

「新品」という単語の意味を「まだ誰も使っていない」から「まだ私が使っていない」に定義し直せば、私たちは多くの天然資源を節約することになるのです。