理想

バランスを
求めて

Lagom(ラーゴム)は「理想的なバランス―適度」を意味するスウェーデン語です。スウェーデン人にとっての「陰陽」の概念と言って良いでしょう。スウェーデンの暮らしには、火と水が欠かせません。

Nudie Jeansは、ある概念に基づいて作られています。この概念は、複数のコンセプト、信念、そして昔ながらのファイティングスピリットから構成されています。

世間の流れとは逆のことを追求するのが、ブランドを立ち上げた理由の一つでしたが、それだけでは終わりませんでした。ブランドを突き動かしたのは、ドライデニムへの情熱でした。当時、加工を施していない素のままの生地は忘れ去られた存在であり、誰も求めていませんでした。

初めてのコレクションをデザインする前から、Nudie Jeansの環境哲学はすでに存在していました。当時、オーガニックコットンはすでに市場に出ていましたが、程度の差はあれ、一時的なものでした。こうした生地に対する需要が減り、当然、供給も減りました。

しかし、そこが流れに逆らうチャンスだったです。確信と強い意志に動かされて、100%オーガニックデニムブランドを作るプロセスを開始しました。

持続可能な丈夫な素材のシェアは年々増加し、2012年以降、Nudie Jeansのデニムは100%オーガニックコットンで作られるようになりました。

オーガニックコットンとは対照的に、従来の栽培法によるコットンは、人工農薬の世界的使用量の25%を占めていますが、農地ではわずか3%に留まっています。従来のコットンを1キロ作るには、同じ量の人工肥料、農薬、殺生物剤が必要です。この量は「Lagom(ラーゴム)― 理想的なバランス」とは言えません。「適度」には程遠いのです。

服をまとわず、完全に自給自足の生活を送り、シリコンバレーのご神託(現代のテクノロジー)ではなく、自分の直感に従って物事を決める。それが、最も環境にやさしい生き方だと言えるでしょう。

当社の環境ポリシーは、それほど極端なものではありません。私たちは、今もジーンズを作っています。作ることは私たちの情熱だからです。そして、2018年となった今、

当社は、公正かつ倫理的な方法で製品を作るという選択をしました。チャンスはあらゆる企業に訪れます。ですが、これを掴む企業はほとんどありません。

当社のジーンズは、数回穿いたらすぐ捨ててしまうような扱いを想定して作られていません。穿き古した風合いを慈しみ、修繕を施します。長く穿けば穿くほど、ジーンズは肌になじみ、体の一部になっていきます。まるで、セカンドスキンのように。

1枚の生デニムジーンズは、当社の価値観を具現化したものです。余分な加工やウォッシュはしない。オーガニックコットン100%で作る。

洗濯せずに6ヵ月間日常的に穿いて、穿き古し、破れ、裂け目によりコンセプトが加わります。また、無料リペアをお約束します。ユーズドデニムと組み合わせることで、セカンドハンドジーンズまたは新製品の原料の一部になります。こうしたすべてのこだわりがスマートな消費を約束するとともに、環境にやさしく持続可能な製品を実現するのです。

当社は、同じ価値観を持つサプライヤーとのみ連携しています。Fair Wear Foundationと協力し、生産ライン全体で安全かつ倫理的な作業環境を確保しています。

これが、できる限り「適度」に近づくための私たちの考え方です。より「Lagom(ラーゴム)」に近づくため。

理想のバランスを手に入れるためのやり方です。